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料理と写真

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【タン塩】焼肉用の牛タンがベトナムで売ってないので一本丸々捌いた

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いきなり生肉 の写真で大変失礼しました。皆さんがお住いの国と地域では分かりませんが、ここベトナムで牛タンが安く購入できることを知り、試しに買ってみました。もちろん購入単位は「g(グラム)」ではなく、「本」です。1本がだいたい日本円で千円程度。安い。

 

牛の舌を捌くのは想像していたよりも遥かに簡単でした。Youtubeにたくさんやり方が投稿されているので、まずはそれを見て勉強。最初に横の皮を削いで、次に上下。皮が無くなったらタンになる部分を切り出していきます。

 

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こちらがアフター状態。左からタン先と焼肉用タン、右のバットがタン以外の部分です。タン以外の部分からタンカルビも取れます。(タン以外も舌なのでタンなのですけどね、ややこしい)

 

切り出したタンの喉元部分を上タンとして、焼肉用にスライスしていきます。

 

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上タンこんなに食べていいんですか?

 

上タンとして切り出せるのが約10cm程度、多すぎるぐらいの量です。続いて並タン。

 

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並みでも十分に美味しそう。焼肉屋さんはスライスする前に、もう一度冷凍するから綺麗にカットできるそうです。後から知ったので、今後の為に書いておきます。

 

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タン1本を二人で食べると多過ぎて飽きそうなので、半分は塩麹に漬けてみたした。麹で柔らかくなるだろうという想定のもと、気持ち厚めにカット。

 

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焼肉用のタンを切り終えて残った可食部です。右と左にわざわざ分けて写真を撮ていますが、何だったのか忘れました。 肉質も違うので、違う部位なのでしょうね。

 

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 タン先は硬いとの情報なので、煮込んでいきます。この時点では調理方がきまっていないので、とりあえず火を通すだけ。

 

お肉は焼肉が一番美味しい

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 適度な大きさのお肉を常に熱々で食べれる焼肉こそが、牛肉の最高な食べ方だと思っています。みんなでワイワイ食べられるのもいいですね。さぁ、焼肉のスタートです。

 

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左側が麹に漬け込んだ上タン。右奥が念のためのカルビです。麹タンは2時間程度、漬け込んだので独特のねっとりした感じになっています。

 

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タレやソースが苦手で、焼肉の時の味付けは塩コショウのみです。塩コショウは素材の味を直接感じやすいので、ベトナム牛タンにはどうなんでしょうか。この辺はちょっと懸けでした。

 

美味しく焼けました

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 まずは上タンから。上タンは肉質が柔らかく本当に美味しかったです。柔らかさの中に牛タン特有の歯ごたえもあり、箸が止まりません。

一方、麹タンは予想通り溶けるように柔らかく、麹の風味も染み込んで一味違った食感を楽しめました。ただ正直、手間の割に塩コショウ味とそこまで大きな差はなかったので、次回は麹をやらないかも。

一番驚いたのは並タン。あまり期待していなかったせいなのか、先の方でも柔らかく、美味しい牛タンでした。次捌くときは焼肉用にもっと多く切ってもいいと思いました。食べきれない程の牛タンを存分に堪能できて大満足。

 

タン先はカレーうどん

余ったタン先は煮込んで柔らかくして、翌日カレーうどんにしました。煮込みかシチューと迷いましたが、タンはカレーにしても味が損なわれず、スジ肉とは違う高級感があって良かったです。

 

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 カレーに負けないタン先

 

 牛タンを丸々一本買ったらハードル高いかな?と思っていましたが、サーモンや豚バラの皮を剥ぐのと変わりませんでした。まぁ、日本に居れば、もともとそんな苦労はないんでしょうが。

メールでデリバリーしてくれるので、気軽だからまた買ってみようかな、っと思っていたら。

 

 

今度は2本買ってみました

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 どうせ捌くんだから1本も2本も同じだよね?と今度は2本購入。いや同じじゃないよ。

 

2回目なので軽くYoutubeで捌き方を復習しただけで躊躇なく開始します。慣れも出てきたせいか、1回目より剥ぎ取った皮に肉が多く付いてしまいました。緊張感がなくなっている証拠です。もっと自分を律しながら 真剣に取り組まないとな、と思いました。

 

花咲牛タン

1回目の焼肉でベトナム牛タンでも全く癖が無いことが分かっているので、上タンは臆すことなく厚めにカット。テレビの鉄板焼き屋さんとかでよく見かける花咲牛タンを食べてみたかったので、分厚く切った上タンに隠し包丁を入れます。

 

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テレビでよく見るヤツ。やってみたかった。 

 

どうです?ジュワ―って焼ける音が聞こえますか?

 

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とにかく分厚いです。自分で捌けばどんなに分厚く切っても文句は言われません。

 

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どうです?この美味しそうなお肉。上タンですよ?

 

テレビで憧れてた花咲牛タンは焼いた後に切って食べるようです。このままカブリついたら、噛み切れませんでした。だって初めて食べたんだもん、知らないよねー。

 

残りは牛タンのハンバー

さて、残ったお肉ですが、比較的硬そうな先っぽの部分はミンチにして、タン先の中でも柔らかい根本側はダイスにカットしてハンバーグにしました。

 

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牛タンが乗った牛タンハンバー

 

ミンチは豚バラと合挽にしましたが、牛タンは全然味が負けない。カレーうどんの時も感じましたが、牛タンは意外と味が強い。ほんと万能で優秀なお肉です。

上に乗せた牛タンと下のハンバーグでテクスチャが全く違うので、一口で2度美味しさを楽しめました。ただ、繋ぎが悪かったのか上のお肉が剥がれたので、次回は対策が必要だと感じました。

 

 

以上、牛タンを捌いたってだけで、単にお肉を食べた話でした。