構図と写真と料理の美味しい三角関係と、単調な連続性
構図の話をします。
前回のエントリーの延長線上にある内容なので、興味がある方は前回のエントリーをまずどうぞ
構図は写真の美味しさを左右する重要な要素の一つで、ちょっとした工夫をすれば簡単に良くなります。
三分割構図
一番簡単で実践しやすい三分割構図。上下左右を三分割してガイド線が交わるところに主題を持ってきます。この時はもちろん「雲丹」。
自然と雲丹に眼が行って、全体のバランスも良いです。
次に雲丹の冷製パスタ。
これももちろん主題は雲丹。ガイド線が雲丹の上で交わっている完璧な三分割構図。
このガイド線はカメラの設定で表示することができます。iPhone でも表示できるので是非試してみてください。
構図とインターネットと連続性
簡単でしたね、三分割構図。と、ここで終わりではありません。
皆さん料理の写真を撮った後、どう使っていますか? ほとんどの場合、インスタに投稿したりブログにアップするんじゃないでしょうか。
ここで質問ですが、インスタやブログのように連続して写真が表示される時に、構図を意識したことがありますか?
例えば、これが今現在のアインむーのインスタ画面です。
この人どんな人かな?フォローしてみようかな?って、プロフィールの画面に行くと何枚か写真が新しい順に表示されます。
もし、さっき覚えた三分割構図だけで写真を投稿していたら、どうでしょう。
同じ構図の写真が並ぶとこんな感じ。
ひとつひとつは美味しそうですが、全体的には「メニューの写真ですか?」って言いたくなるほど単調です。
何枚か左右反転してみると、、、
同じ三分割構図の写真ばかりでも、右寄りと左寄りを混ぜると、自然で動きが出ました。
写真が並ぶような時は右寄りか左寄りか意識するだけで全体の完成度がグッと、高くなります。料理を撮影する時は、右側と左側の両方を撮っておくと後で便利です。
ザ・日の丸構図。
ちなみに、このウニ丼の写真、前回のライティング記事用に三分割構図、インスタ用に日の丸構図と、2構図撮影しました。
これだけドカン!とくると日の丸構図も面白いですね。
器とインターネットの連続性
構図と同じように、単調な繰り返しで退屈な印象になりがちなのが器です。
ね。これだと第一印象が「同じ器」になるでしょ?
器がたくさんある人は問題ありません。毎日違う器を使いましょう。
手持ちの器だけでバリエーションを増やすために、ひと手間加えて器の存在感を中和してみます。
具体的には、こう☟
この器も結構目立つ柄なのですが、9枚並んでも悪目立ちしていません。
青い器との違いは、
①器の上に別の器を置く
②箸上げをしたり、オイルを掛けたりして視線を誘導する
これだけで印象は大きく変わります。
まとめ
構図と連続性の話。いかがでしたか?
三分割構図と写真の並び方をマスターすれば、インスタのフォロアーも増えるかもしれませんね。
料理の写真を撮る時に、ちょっと思い出してもらえればと思います。