不味い月餅にフランスからの救世主!Marouのチョコ月餅
今年2018年の中秋は9月24日です。
そう、またあのマズイ月餅のシーズンがやってくるのです。
中秋が近いせいか「月餅 マズイ」と検索してこのブログを見に来てくれる人が急増しているので、そんな悩める月餅被害者の方々のために美味しい月餅を紹介したいと思います。
☝去年の月餅の話はコチラ
そもそもベトナムの月餅とは
旧暦の8月15日にあたる中秋が近くなると、お世話になって人や会社の取引先に月餅を大量に配る悪しき習慣がベトナムにはあります。
中秋の2ヶ月ぐらい前から路上には製菓会社や有名レストランの月餅特設テントが街のいたるところに出現し、真夏の炎天下の中という過酷な状況でも腐らない月餅を販売しはじめます。怖いですね。
一般的な月餅はこんな感じ。はぁ~またこの時期がやってきたか。
ここ数年は外箱が立派な高級バージョンが増えてきたように思います。月餅交換合戦は見栄の張り合い的要素が強いのでゴージャスな化粧箱が喜ばれるのでしょう。
箱は立派ですが中身は同じ不味い月餅です。
高級な月餅でも不味いのか?
去年、マリオットの月餅を貰ったので食べましたが、「美味しいかもしれない」というのが正直な感想でした。残念ながらあのマリオットをもってしても「美味しい」というレベルには到達できていません。
そしてこちらがハノイのランドマーク的存在のロッテホテルの月餅。ラウンジへ行ったときに試食させてもらいました。
マリオット同様「美味しいかもしれない」というお味。韓国にも月餅はあるはずなのに、やはりこのレベルなのか。
Marouに月餅が!
Marouに月餅があるとの噂を聞きつけ、妻のヨスさんが買いに行ってくれました。
Marou(マルゥ)とはベトナムで一番オシャレなチョコレート屋さんです。
過去のMarouのエントリーはコチラ☟
マルゥのチョコ月餅
どうもMarouのチョコ月餅は2種類あるようです。今回購入したのはチョコレート&ピーナッツプラリネ味。
中身は月餅ですが、箱はチョコレートと同じ。
HAPPY MOON FESTIVAL と書かれた紙には賞味期限も書かれていて、気になる期限はなんと2週間の 9月21日。
味を優先したせいか肝心の中秋までもたない本末転倒な月餅ですが、逆に安心感があります。
中身を見るまでは月餅とは信じられません。
本当はチョコレートのお菓子なんじゃないの? 月餅なはずないよね?
やっぱり月餅なのね、、、
食べてみる
上面には Marou の M が刻印されていて英字の模様ってのは珍しいですが、見た目は完全に月餅です。
とりあえず切ってみると、
切った瞬間、ふわっと甘いチョコレートの香りが!
ついに長年探し求めていた美味しい月餅が!!!
中身はチョコレートガナッシュ。チョコはさすがのMarouで、しっとり濃厚で高級感のある味わいです。
外側の皮は特に邪魔するような味ではないので、存分に中のチョコレートを楽しむことができます。
月餅はわりとモソモソした食べ物なので緑茶と一緒に食べるのが一般的です。この Marou の月餅は、チョコの味がしっかりしているのでコーヒーと一緒だとより一層美味しかったです。
と、いうわけで美味しい月餅も世の中にはあるという発見でした。